宅配水・ウォーターサーバーを選ぶ
Q:水は健康に関係する?
A:水と健康は深い関係があります。
例えば地域の水質が風土病となって現れた例があります。
かつて紀南地方の古座川流域に風土病があり、この風土病の原因は古座川流域の水質にありました。
古座川の水はマグネシウムやカルシウムの含有量が他の川と比べ極端に少なく、さらに他の地域からの食料の流通がなかったため、この地域ではマグネシウムやカルシウムが少ない水を飲み、その水で栽培された食品を食べていたため慢性的にカルシウムやマグネシウムが不足し、風土病につながりました。
現在では食料が輸送が行えるようになったこともあり、この風土病はなくなりました。
水と健康の関係は特別な地域だけで起こっているわけではありません。
日本では死因における心疾患の割合が増加し、20年前では3位だったのが現在では2位にまであがってきています。
これは食事の欧米化とマグネシウム不足が原因だと考えられています。
マグネシウムの摂取はカルシウムとの割合が大切だと言われ、カルシウムに対しマグネシウムが少ないと心臓発作や心臓や脳の血管障害の危険が高まる。
カルシウムが大切だということでサプリメントや健康食品にはカルシウムが豊富なものも多く、カルシウムの摂取量は多くなっているにもかかわらずマグネシウムの摂取量は少ないという状況にあります。
硬水が一般的な欧米では飲料水にマグネシウムが含まれマグネシウム不足にはなりにくいのですが、軟水が一般的な日本では水からマグネシウムを摂取することは難しく、マグネシウムが不足しがちになっているのです。
マグネシウム不足が慢性的になると筋力の低下、脱力感、不安感などの症状が現れやすくなります。
マグネシウム不足はさらに精神障害や虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化、尿路結石の原因にもなります。
マグネシウム不足を補うためには1リットルあたり5ミリグラム以上マグネシウムが含まれているものを選ぶとよいでしょう。
また、ミネラルウォーターでなくてもにがりを水に加えて飲むことでマグネシウムを補うことができます。
しかし、腎機能に障害がある場合はマグネシウムを排泄する能力が弱っているのでにがりなどの使用は避けます。