明るいレンズという言葉を時々見かけますが、どんなレンズのことでしょうか?
写真が明るくなるレンズ?
違います!
写真が明るく写ったり暗く写ったりするのは、露出がオーバー(露出過多)か露出がアンダー(露出不足)ですがこれはレンズが原因ではありません。
確かに明るいレンズは明るい写真を撮りやすいのですが、勘違いしないでください。
明るいレンズは開放F値が小さいレンズのことをいいます。
開放F値が小さいレンズは沢山の光が入ってくるレンズです。
明るいレンズの事を英語ではハイスピードレンズって表現します。
明るいレンズは高い
F値が小さい分、沢山の光が入ってくるのでシャッタースピードが速くなるからハイスピード。
どちらも同じニコンの50mmのレンズですが、上はF1.4で下はF1.8です。
F値はわずかな違いですが値段は1万円以上違います。
キヤノンでは2万円以上の差があります。
値段の他にも明るいレンズの方が重くなります。
重くて高い明るいレンズですが、それだけの価値はあります。
明るいレンズでなければ撮れないものがあります。
反対に言えば、明るいレンズでなくても撮れるものは安いレンズでも構わないということでもあります。