デジタルカメラの広告や宣伝をみていると5倍ズームとか10倍ズームという言葉が使われています。
なんとなく5倍よりも10倍の方がよさそうな事はわかります。
カメラを普段使われない方から、レンズは5倍ズームがあれば十分かどうか聞かれることがあります。
実は何倍か、というだけではよくわからないのです。
レンズに関して5倍、10倍と言うと、それはズーム倍率のことをさします。
ズームレンズの広角側から考えて望遠側は何倍か、その数字をあらわしたものです。
つまり広角側が18mmのレンズで望遠側が55mmなら3倍のズームレンズ。
広角側が同じ18mmでも望遠側が200mmなら11倍のズームレンズになります。
一般的には倍率が高いものほど1つで済むので使いやすく、一方倍率が低いほうが画質はよくなります。
18-55のレンズは3倍ズームでしたが、50-150mmのレンズも3倍ズームです。
すなわちズーム倍率だけでは、どんなレンズかわからないのです。
テレビの通販などでは28-200mmなどの古いレンズをセットにして安く売られていますが、ズーム倍率は7倍でなんとなく良さそうですが、広角側が28mmでは使いにくいと思いますので注意してください。
ズーム倍率だけがわかっても意味がありません。