テレコンとはテレコンバージョンレンズの略で、焦点距離を長くするレンズです。
通常、一眼レフ用のテレコンは一眼レフ本体と、レンズの間に挿入するリアコンバージョン式になっています。
レンズが交換できないコンパクトデジカメ用のテレコンはレンズの前につける、フロントコンバージョン式です。
例えば1.4倍のテレコンを50mm f1.4のレンズとともに使用した場合、焦点距離とf値が1.4倍されます。
したがって70mm f2ということになります。
2倍のテレコンを50mm f1.4のレンズとともに使用した場合では、焦点距離は100mmになりf値は2.8となります。
このように、テレコンを使うとf値が1.4倍なら1段、2倍なら2段暗くなります。
このためズームレンズなどにテレコンを使う場合、例えば開放がf5.6のレンズでは1.4倍でf8、2倍でf11となり暗くなりすぎてAFが作動しなくなるので注意が必要です。
またテレコンには標準用と200mm以上の望遠用の2種類が用意されていることが多いので、購入の際は標準か望遠なのか、自分の用途をはっきりさせておくことが必要です。