レンズの諸元表の中に撮影倍率という項目が必ずあります。
特にマクロレンズではこの撮影倍率が重視されることも少なくありません。
撮影倍率とは、被写体を一番大きく写したときに撮像面にどのくらいの大きさで写るのか、を示しています。
例えば1/2倍であれば、2センチの被写体は撮像面では1センチ(2センチの1/2倍)になります。
デジタル一眼レフの撮像素子が24mm×16mmとすると、撮影倍率が1/2倍のレンズを使うと48mm×32mmのものを画面いっぱいにピッタリと写すことができます。
撮影倍率が等倍(1:1)ならば24mm×16mmのものが画面いっぱいにピッタリと写すことができます。
簡単に言うと、撮影倍率は1に近いほど、大きく写すことができます。
最近のマクロレンズであれば多くは撮影倍率は等倍になっています。
一般的なズームレンズでは寄れるものならば1/4倍前後、普通のものでは1/6倍から1/10倍程度です。
食べ物など食事の際のテーブルを撮る場合は1/6倍程度があれば十分ですが、アクセサリーや小物類であれば1/2倍程度が必用になります。
レンズを選ぶときの参考にしてください。