デジカメ一眼レフの使い方 絞りと写り方
デジカメ一眼レフにはどれもシャッタースピード優先、絞り優先という撮り方があります。
これって何が違うかわかりますか?
絞り優先・シャッタースピード優先とは
絞り優先とは絞り値を撮る人が決めて、シャッタースピードは露出が合うようにカメラが決めてくれる撮り方です。
絞り値を決めて撮るので絞り優先です。
シャッタースピード優先とはシャッタースピードの方を撮る人が決めて、絞りはカメラが決める撮り方です。
絞りやシャッタースピードを変えると同じ被写体でも違って写るので、そういうことを頭に入れて使う撮り方です。
絞りを変えると写りはどう違う?
絞り値を変えると被写界深度が変わります。
被写界深度とはピントが合って、はっきりと写っている範囲のことをいいます。
被写界深度が浅いとピントがあってはっきりと写っている範囲は狭く、背景はぼけます。
逆に被写界深度が深いとピントは背景まではっきりと写ります。
上の2つの写真は同じカメラと同じレンズで撮りました。
上は絞りをf2で、下はf11で撮っています。
上の写真はバラの後ろがぼけていていますが、下の写真ではバラの後ろがかなりはっきりと写っていることがわかります。
このように、絞り値を小さくするとピントがあっていなところは大きくボケますが、絞り値を大きくすることでボケ方は小さくなります。
同じカメラとレンズなら絞り値を小さくすると被写界深度は浅く、絞り値を大きくすると被写界深度は深くなります。
絞り優先を使うのはどんなとき?
絞り優先で使う時はピントがあっていないところをぼかして撮りたい、ぼかさずにはっきりと後ろまで撮りたい、とはっきりと決めているときに使います。
ぼかすことで被写体のバックを隠したい、ぼかすことで被写体を強調したい時は絞り値を小さくします。
旅行先や記念写真ではどこで撮ったのかわかるように背景まではっきりと撮りたいので絞り値は大きくします。