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デジカメ一番レフ使い方 アーカイブ

2007年09月19日

デジカメ一眼レフの使い方 絞りと写り方

デジカメ一眼レフにはどれもシャッタースピード優先、絞り優先という撮り方があります。
これって何が違うかわかりますか?

絞り優先・シャッタースピード優先とは
絞り優先とは絞り値を撮る人が決めて、シャッタースピードは露出が合うようにカメラが決めてくれる撮り方です。
絞り値を決めて撮るので絞り優先です。
シャッタースピード優先とはシャッタースピードの方を撮る人が決めて、絞りはカメラが決める撮り方です。
絞りやシャッタースピードを変えると同じ被写体でも違って写るので、そういうことを頭に入れて使う撮り方です。

絞りを変えると写りはどう違う?
絞り値を変えると被写界深度が変わります。
被写界深度とはピントが合って、はっきりと写っている範囲のことをいいます。
被写界深度が浅いとピントがあってはっきりと写っている範囲は狭く、背景はぼけます。
逆に被写界深度が深いとピントは背景まではっきりと写ります。
f2

f11
上の2つの写真は同じカメラと同じレンズで撮りました。
上は絞りをf2で、下はf11で撮っています。
上の写真はバラの後ろがぼけていていますが、下の写真ではバラの後ろがかなりはっきりと写っていることがわかります。
このように、絞り値を小さくするとピントがあっていなところは大きくボケますが、絞り値を大きくすることでボケ方は小さくなります。
同じカメラとレンズなら絞り値を小さくすると被写界深度は浅く、絞り値を大きくすると被写界深度は深くなります。

絞り優先を使うのはどんなとき?
絞り優先で使う時はピントがあっていないところをぼかして撮りたい、ぼかさずにはっきりと後ろまで撮りたい、とはっきりと決めているときに使います。
ぼかすことで被写体のバックを隠したい、ぼかすことで被写体を強調したい時は絞り値を小さくします。
旅行先や記念写真ではどこで撮ったのかわかるように背景まではっきりと撮りたいので絞り値は大きくします。

2007年09月20日

デジカメ一眼レフの使い方 シャッタースピード

写真を撮る時は絞りとシャッタースピードを変えて撮りますが、2つのうちシャッタースピードを撮る人が決めて絞りをカメラに任せる撮り方がシャッタースピード優先です。

シャッタースピードと写り方の違い
シャッタースピードを変えると写り方はどのように変わるのでしょうか。
噴水をシャッタースピードを変えて撮影しました。
1/4000c

1/100c
上の写真は1/4000秒、下は1/100秒で撮りました。
さらに拡大してみます。
1/4000

1/100
上の写真が1/4000秒、下は1/100秒です。
シャッタースピードの速い1/4000秒では水滴が一つ一つわかれていますが、1/100秒では水滴が撮影中に動いている(被写体ぶれ)のでまとまって写っています。

このようにシャッタースピードを早くすることで動きを止めて写すことができます。
スポーツ写真など瞬間を撮る時にはシャッタースピードを早くします。
逆にシャッタースピードを遅くすることで被写体ブレにより動きを強調することができます。
人の流れや水の流れなどを強調する時や花火などはシャッタースピードを遅くして撮ります。

2007年11月25日

手ブレと被写体ブレ、2つのブレを知る

夜や室内など暗い場所で写真を撮るとシャッタースピードが遅くなるのでぶれやすくなります。
このブレには2種類あります。
1つは手振れ、もうひとつは被写体振れです。
2つのブレの前にぶれた写真と間違いやすいのがピントがあっていない写真。
ブレた写真はどこにもピントがあっていません。
ぶれたと思う写真の中にどこかシャープに写っている部分があれば、それはブレではなくピントがあっていない可能性が高いと思ってください。
ブレなのかピントが悪いのか、きちんと知ることも上達には必ず必要です。
では2つのブレについて。
手振れとは、カメラをもつ手が動いてしまうことが原因で起きます。
ですから手振れを防ぐには三脚にカメラを据えて撮影すれば、手振れを防ぐことができます。
また手振れ補正カメラ、レンズを使うことで手振れしにくくなります。
被写体ブレとは撮影の対象が動くことでブレて写ることをさします。
夜景を撮るためにカメラを三脚に据えて撮影しても、動く車や人はブレて写ります。
被写体ブレは手振れ補正機能では防ぐことができません。
なので、部屋の中でペットを撮ったら手振れ補正機能があるカメラなのにブレていたという場合もでてきます。
2つのブレを根本的に防ぐ方法はシャッタースピードを早くすることしかありません。

2008年01月12日

室内で綺麗に撮るには?

デジカメ一眼レフに期待する一つに、綺麗に室内撮影できることがあるかと思います。
コンパクトタイプのデジカメではどうも上手く写せなかったという話はよく聞きます。
暗くなればなるほど写真を撮るのは難しくなります。
そこでデジカメ一眼レフを使った室内撮影について少し。

暗いところで撮影する場合はフラッシュをつかうか、明るいレンズを使います。
さらにISO感度を400から800、状況によっては1600まで上げます。
ISO感度は数字が大きくなればなるほど画質が悪くなりますが、はがきサイズ程度なら1600でも気になるほどではないと思います。
これらは全てシャッタースピードを早くするためです。
室内では暗いのでシャッタースピードが遅くなり、手振れや被写体ブレが起こりやすくなります。
そこでシャッタースピードが早くなるように、具体的には遅くても1/60秒から1/30秒くらい、明るいレンズを使ったり感度を上げて撮影します。

実際の操作は
絞り優先モードで、絞りは開放(一番小さい数字)でシャッタースピードが1/30より早くなるように感度を変えて撮影します。

2008年01月29日

おすすめRAW現像ソフト

デジカメ一眼レフを手に入れたら是非ともチャレンジしてもらいたいものがあります。
RAW現像です。
RAW現像とは撮影したデータをパソコンを使って展開すること、簡単に言うとデータを写真にする工程のことをRAW現像と呼んでいます。
RAW現像には専用ソフトが必要になります。
デジカメ一眼レフと一緒にRAW現像ができる簡易なソフトが付いてくるのですが、市販されているRAW現像ソフトを使うことをおすすめします。
市販されているRAW現像ソフトの方が様々な機能があり、思い通りの写真に近づけるからです。
RAW現像ソフトの中でもオススメなのがSILKYPIX Developer Studio 3.0です。
日本製のソフトで、日本ではユーザーの数が多いのでわからないことが聞きやすいこと、書籍も販売されていることなどがオススメの理由です。
カメラメーカー製のRAW現像ソフトは同じメーカーのものしか扱えませんが、SILKYPIX Developer Studio 3.0ならどのメーカーのカメラでも対応しています。
RAW現像は一手間かかりますが、慣れてしまえばより綺麗な写真を楽しむことができます。

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