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カメラ・写真用語 アーカイブ

2008年01月28日

RAWとは

カメラの本やサイトを見るとRAWという聞きなれない言葉がよく使われています。
このRAWとは画像データになる前のデジカメが作ったデータのことです。
英語の「生」という言葉に由来します。
なぜ、わざわざ「生」のデータがあるかというと、生のデータは撮影後にパソコンでいじる時に適しているからです。
またパソコンでいじることで、より綺麗な写真にすることもできます。
コンパクトタイプのデジカメではRAWデータを保存できるものは少ないのですが、ほぼ全てのデジカメ一眼レフはRAWで記録することができます。
より綺麗な写真にしたい、写真をイメージに近づけたいという場合は是非RAWで撮影してみてください。

2008年10月09日

単玉とは

本来、単玉とは1群2枚もしくは1群1枚で構成されるレンズを指しました。
単玉で特に有名なものはベストポケットコダックのレンズで、ベス単と呼ばれます。
ベストポケットコダックは1912年から15年にわたり製造され、180万台も製造されたといわれます。
ベス単は数も多いことから一眼レフ用に改造する例も少なくありません。
また、最近ではレンズの構成枚数によらず単焦点レンズを単玉と呼ぶ人も掲示板やブログを見ると増えているようです。
1群2枚の単玉は普通は使わないし、一眼レフ用交換レンズとして市販されていないので、掲示板やブログで「単玉」という言葉を見たときは、単焦点レンズを指していると理解して問題ないでしょう。

テレコンとは

テレコンとはテレコンバージョンレンズの略で、焦点距離を長くするレンズです。
通常、一眼レフ用のテレコンは一眼レフ本体と、レンズの間に挿入するリアコンバージョン式になっています。
レンズが交換できないコンパクトデジカメ用のテレコンはレンズの前につける、フロントコンバージョン式です。
例えば1.4倍のテレコンを50mm f1.4のレンズとともに使用した場合、焦点距離とf値が1.4倍されます。
したがって70mm f2ということになります。
2倍のテレコンを50mm f1.4のレンズとともに使用した場合では、焦点距離は100mmになりf値は2.8となります。
このように、テレコンを使うとf値が1.4倍なら1段、2倍なら2段暗くなります。
このためズームレンズなどにテレコンを使う場合、例えば開放がf5.6のレンズでは1.4倍でf8、2倍でf11となり暗くなりすぎてAFが作動しなくなるので注意が必要です。
またテレコンには標準用と200mm以上の望遠用の2種類が用意されていることが多いので、購入の際は標準か望遠なのか、自分の用途をはっきりさせておくことが必要です。

フードとは

カメラやレンズでフードと言ったら、レンズの先端に取り付ける筒状のものを指します。
このフードを使うことで余計な光がレンズに入り込まないため、レンズ内での反射が少なくなり画質が向上します。
フードは円筒状のものと、花型と呼ばれるものに大別できます。
一般的には標準ズームには花型のもの、望遠レンズには円筒状のものが使われます。
現在発売されているレンズの多くは、フードが付いていますが中には付いていないものもあるので専用のものを用意しましょう。
専用のものでないとフードが写るため、撮影した写真の四隅が黒くなります。
これをケラレとかケラれると呼びます。

多重露光とは

多重露光とは、フィルムの同じ場所で2回以上露光して像を重ね合わせる技法です。
デジタルカメラではフィルムカメラの多重露光と全く同じ方法は行えないので、複数枚の写真を重ね合わせたかのような処理を行います。
デジタルカメラに多重露光を再現する機能がある場合や、フォトショップなどを使って重ね合わせる場合があります。
最近のデジタルカメラの中には、短時間で沢山の写真を撮り、それを合成することで手振れを軽減したりノイズを軽減したり、ラチチュードを広くする技術を取り入れたものも表れ始めました。
将来的にはこの多重露光を利用した画像処理技術がさらに進むものと思われます。

2008年10月11日

標準レンズとは

標準レンズとはライカ判(135とか35mmと呼ばれる一般的なフィルムの規格)で焦点距離が50mmのレンズを指します。
もともとは撮像面の対角長と同じ焦点距離のレンズを標準レンズと呼びます。ライカ判なら画面サイズが24×36mmなので43.3mmが標準レンズになります。
一眼レフのようなレンズ交換式カメラでは製造上の問題などがあり、43mmではなく5cm(約50mm)のものをライカが作るようになり、他のメーカーもこれに合わせて50mmのレンズを標準レンズとするようになりました。
ライカやそれにならったニコン、キヤノンなどの標準レンズは実際には50mmではなく、51.6mmとなっています。
シグマが2008年に出した50mmの標準レンズの焦点距離はほぼ50mmで作られているため、比べると画角が若干異なります。
これらの50mmのレンズはかつてボディと一緒に売られることが多く、1本のレンズで様々な用途、被写体を撮ったこともあり「標準」と言われる所以でしょう。

2008年10月13日

撮影倍率とは

レンズの諸元表の中に撮影倍率という項目が必ずあります。
特にマクロレンズではこの撮影倍率が重視されることも少なくありません。
撮影倍率とは、被写体を一番大きく写したときに撮像面にどのくらいの大きさで写るのか、を示しています。
例えば1/2倍であれば、2センチの被写体は撮像面では1センチ(2センチの1/2倍)になります。
デジタル一眼レフの撮像素子が24mm×16mmとすると、撮影倍率が1/2倍のレンズを使うと48mm×32mmのものを画面いっぱいにピッタリと写すことができます。
撮影倍率が等倍(1:1)ならば24mm×16mmのものが画面いっぱいにピッタリと写すことができます。

簡単に言うと、撮影倍率は1に近いほど、大きく写すことができます。
最近のマクロレンズであれば多くは撮影倍率は等倍になっています。
一般的なズームレンズでは寄れるものならば1/4倍前後、普通のものでは1/6倍から1/10倍程度です。
食べ物など食事の際のテーブルを撮る場合は1/6倍程度があれば十分ですが、アクセサリーや小物類であれば1/2倍程度が必用になります。
レンズを選ぶときの参考にしてください。

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